医療保険制度改革をめぐり小泉総理と激論

参議院

2002年7月2日 厚生労働委員会で質疑

健康保険法改正案(「三方一両損」、診療報酬改定の患者への影響、国民負担増加の影響、医療制度改革が遅れた原因、年金との関連)

参院厚労委での健保法審議のトップバッターとして、小泉総理と質疑を交わした。平成9年の健保法改正案を提出したのは小泉厚相。「国民に負担を求める前に医療制度の抜本改革案を提示すべきだ」との批判に、「平成12年度までに行う」と確約したのに反故にし、今度も負担増だけの案を提出する厚顔ぶり。

「三方一両損」も、大岡裁きを踏まえての説明ではないとか、診療報酬の引き下げの結果、医療現場でどれだけ患者にしわ寄せがあるかを知ろうともしない。極めつけは、保険料アップや自己負担増等で「痛み」を求めておきながら、その総額は「知らない」と答える。偽りの改革姿勢に、小泉総理への失望が一層深まった。

医療保険制度改革