映画『亀も空を飛ぶ』を鑑賞

パキスタンでの大地震は、私たちは「活火山」ならぬ「活地球」で暮らしていることを思い起こさせました。そして、「辺境の地」に暮らす人々には、普段からも政府の援助は届かず、隣り合う国同士の衝突の犠牲者となっていることも再認識させました。

カシミールの人々と同様に、イラクの国境地帯で暮らすクルド人も苦しい生活を余儀なくされています。2千万から3千万ともいわれる中東第四の民族でありながら、クルド人は独立した国家を形成していません。フセイン政権の迫害を受け、アメリカによる「解放」後も、戦争の悲劇が続いています。そんな姿を描いた映画『亀も空を飛ぶ』を見て、平和のありがたさを実感しました。