「あしなが心塾」 塾生の皆さま あしなが育英会役職員の皆さま
先日は、あしなが心塾の入塾式にお招きをいただき、ありがとうございました
豊かな自然のなかの、すばらしい建物を案内していただき、「もう一度、東京に心塾を作ろう」という玉井先生や職員の皆さまの熱意と、お支えくださった「あしながさん」の心に思いを馳せた時、胸に熱いものがこみ上げてきて、思わず涙してしまいました。
後になって、ご入学、ご進級された皆さまへのお祝いのことばを忘れていたことに気づき、失礼をお詫びしつつ、お手紙をさせていただきました。
「ご入学、ご進学、おめでとうございます。心からお喜びを申しあげます」。
私が職員でおりました時の「心塾」は、機能優先で、角ばった印象がありましたが、「あしなが心塾」は、広い窓からの光と建物内の陰影が交錯して、躍動と安らぎを与えてくれますし、ところどころの階段が、静と動のリズムを生み出しているように感じました。そして、豊かな自然。ほんとうに素晴らしい空間ですね。
塾生のみなさまには、このすばらしい環境の中で、思索し勉学に励み、自らを見つめ、他人を思いやる心を養い、やがては世界に羽ばたく人材となっていただきたいと願っています。
酒井広先生を初めとした講師陣の顔ぶれに、うらやましいなぁ、できれば私もスピーチや文章指導を受け、読書を通してお話してみたいと思ったりもしました。
あしなが活動のカリキュラムなど、厳しいこともあるでしょうが、楽しいこともいっぱい待っています。一つのことをやり遂げた後には充実感と、一回り大きくなった自分を感じることでしょう。仲間たちと、「二度とないあしながの青春」を謳歌してください。
私は、大学3年生のときに玉井先生と出会い、先生はお母さまを、私は兄を、ともに交通事故で亡くした人生体験が重なり合って、公私ともにご指導をいただくことになりました。衆議院選挙出馬のために育英会を退職するまでの20年余り、ご一緒に仕事をさせていただきました。最高の人生を送ることができ、感謝いたしております。
長時間の式辞をなさる玉井先生のお姿は、昔と全く変わりません。お元気なお姿に安心いたしました。玉井先生のご健勝と、ますますのご活躍をお祈りいたしております。
塾生の皆さまには、このすばらしいスペースを大いに活用されて、ますます成長されますことをご期待申し上げます。
また皆様にお目にかかれるますことを楽しみにしています。お元気にお過ごしください。
ありがとうございました。
2007年4月3日 山本孝史・ゆき
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