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衆議院議員山本たかしの国会日誌
蝸牛のつぶやき
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11月17日(水)
厚生委員会で、介護保険の見直し案を巡って、市長や町長、関係者から意見を聴く「参考人質疑」。民主党の要求を与党が受け入れたもの。「見直し案は耐え難い想い」「決めたとおり実施してほしい」と出席者は訴える。今回ほど、現場と与党や厚生省の考えが食い違ったことはないのではないか。
「一度も我々の意見を聴いていただいていない」と、喜多・守口市長。でも、21名もいる自民党委員で、ずっと出席していたのは5名程度。情けない。「ケアマネージャー業務の担当者が心筋梗塞で倒れました。職員はもう限界です」と嘆く厚生省職員の顔には血の気がない。かわいそうに。
午後から年金法案の審議入り。相変わらず、公聴会の日程を決めようと言う。不真面目な自民党につきあう自由党と公明党が嘆かわしい。
11月18日(木)
青少年問題特別委員会。深刻化する児童虐待に対応するため、児童福祉法の改正か、新法の制定を検討中。出席の今井・埼玉県中央児童相談所長は、「業務が増えて、児相はパンク」と悲痛な叫び。児童虐待の恐れありと通報しても名誉毀損で訴えられないための「免責規定」、虐待を加える保護者がカウンセリングを受けなければならないとする規定、家屋内にいる児童を虐待から守るため、鍵を壊して入居する権限の整備など、具体的な要望が出る。
厚生省は、現行法の運用で対応できるとの姿勢。真野・児童家庭局長と意見交換。平成9年に出した、児童相談所の権限を強化する「通達」の効果を見極めているのだという。さらに、法律改正の必要性を認めるのは、自分たちの対応のまずさを認めることとなって具合が悪いというのが本心なのかも知れない。有効な対策を講じないうちに、また幼い犠牲者が出てしまうことを恐れる。
11月19日(金)
とうとう、自民・自由・公明の3党で、11月25日に年金法案での中央公聴会を開くことを強行採決。江口委員長は、委員会の開会を一方的に宣言して、一気に「公聴会に賛成の方の起立を求めます」と原稿を読む。委員長席を囲んで抗議。「何で、年金のような法案で、強行採決やねん」とまくし立てる。委員長を守る木村義雄・自民党理事が、勢い余って委員長用のマイクのコードを切ってしまう。なじみの記者に聞いたら、「あんなときは、委員長が読む原稿を奪って走って逃げるんだ」とのこと。もう一回やってくれとは思わないが、今度はそうしよう。
自民党と自由党が基礎年金を巡る調整に手間取って、法案の提出が遅れたのに、強行採決してでも法案成立を図る自自公政権。国会軽視も甚だしい。怒りが爆発した。
11月20日(土)
朝日新聞は、民主党は強行採決の後の審議に参加したから「腰砕けだ」と非難。出席しなくても与党は質問を続け、その後は、野党不在のままに委員会を開会して、野党の質問時間を一方的に消化させるだろう。その時には、「野党は審議を放棄した。責任を果たしていない」と、また非難するに違いない。マスコミは勝手なものだ。昨日の質問では、厚相と基礎年金の国庫負担引き上げ時期、基礎年金の給付水準を巡って質疑。
事前に厚生省担当者から、「厚相は、先生の粘っこい質問に感情的になっておられます。どうぞ、冷静にご質問ください」とご注意。手持ちの質問メモの上部に、「冷静に。厚相が判るよう噛み砕いて質問すること」と大書きする。とぼけているのか、理解していないのか判断できないが、質問と答弁がかみ合わない。丹羽さんは、前回の年金改正案を作成したときの厚生大臣だし、今回の大臣就任直前まで自民党の年金制度調査会長だった人。とぼけているとは思えないので、つい詰問調の質問になる。質問技術の未熟さを反省。
11月21日(日)
NHKの「日曜討論」に民主党を代表して出席(生放送です)。前回の出席からちょうど1年たった。でも、年金改正を巡る国会での議論は前進していない。年金は、基礎年金(1階部分)とサラリーマンの報酬比例部分(2階部分)を分けて議論をしなければ、混乱するだけ。皆年金制度を維持するには保険方式は限界がある。全国民が加入する「基礎年金」の財源は現在3分の1が税金だが、その全額を税でまかなう「国民基本年金」を創設して、国民の最低生活保障を守ろうと言うのが、民主党の考え方。
相手方の自民党・伊吹文明代議士は、社労族(厚生委員会の前身は「社会労働委員会」といって、そこでの論客を、そのように呼んだ)。昔の議事録には、「国会議員が、(年金財政を無視して)給付を引き上げ、保険料を抑えてきたことが年金制度を悪化させている」との反省の弁もある。でも、選挙を前にして、負担を口にすることを避ける党内を説得するのは難しいようだ。
放送後、一番恐い有権者である妻に電話。「まだ見ていない」。とちりはしないか、発言内容は判りやすいかなど心配で、テレビを見られないようだ。「まあまあだったよ」との評価。女性の支持者からは「女性と年金」も議論せよとお叱りの電話。
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発行者 衆議院議員山本たかし
IDナンバーは0000021451です。
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