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2000年1月17日、18日号

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衆議院議員山本たかしの国会日誌
蝸牛のつぶやき
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1月17日号

1月16日(日)
神戸市で民主党大会を開催。
鳩山代表は、「総崩れの日本」を産み出した「4つの怪物」(大政翼賛会的政治、ばらまきの予算、対米べったりの姿勢、モラルの崩壊)の退治に頑張ろうと挨拶。来賓の渡部恒三・衆議院副議長は、「自民党さん、さようならまでは来たが、民主党さん、こんにちはとはなっていない。未来に夢をもって投票できる状況をつくれ」と、民主党の奮起を促した。

午後。「明日の内閣」が開かれ、民主党の「閣僚」が、所信を表明。
公共事業では、佐藤謙一郎環境・農水大臣が、「2年で60個所の公共事業の現場を見て回った」と報告。横路孝弘予算・決算大臣が、「予算の配分を変えるとともに、国の直轄事業はやめて地方への一括交付金制度にすること」と改めて提言した。社会保障関係では、一層の効率化を求める声と、安心をもたらすことが景気回復には不可欠との声とが交錯した。どちらも正論だけに、党内議論をさらに深めていきたい。

私にとっての最大の収穫は、ゲストスピーカーの辛淑玉(しん・すご)さんの話しが聞けたこと。ご自身と家族が体験してきた「差別・抑圧」の事実を話されたが、淡々とした口調に反して、その内容は強烈だ。韓国・朝鮮と日本の高齢者が、キムチと漬物を口にしながら語り合う。それが自分の夢だと語る辛さん。「外国人が本名で安心して生きていける社会にして欲しい」。日本社会の大きな課題を改めて指摘された。私も、「バリアフリー社会の実現」に向けたプログラムの策定に、一層の力をいれたいと思いを新たにした。

1月18日号

1月17日(月)
阪神淡路大震災から5年が経ちました。
昨日、神戸での党大会からの帰途、以前の職場仲間が運営する「レインボーハウス」(神戸市東灘区深江)を訪れました。震災遺児や家族を支援する施設です。ちょうど、「亡き人を想い、語る会」が終わったところでした。大きな被害を出した周囲の町並みは、空き地も少なくなり、家も建って、復興したように見えます。でも、人々の心は傷ついたまま。見えるところは復興しても、見えないところはまだまだです。

第二次世界大戦の大空襲で徹底的に破壊された欧州の街で、戦災前の街のイメージを大切にしながら、戦後の復興建設を進めた街があると聞きました。
大震災後は、とにかく仮設住宅だ、復興住宅だと「数の勝負」をしてきました。コミュニティでの人々のつながりや、慣れ親しんだ街への「愛着心」が生み出す「安らぎ」に想いを馳せながら、復興事業を進める余裕はなかったと思います。でも、欧州と日本の懐の深さの違いに、思わずうなってしまいました。

阪神淡路大震災は、まるで「ふるい」のように、それまでひっそりと暮らしていた人々を、「持てる者」と「持たざる者」とに振り分けました。仮設住宅に最後まで残ったのは、高齢者ら行き場のない人たちでした。いま、その人たちが、復興住宅に、まるで吹き寄せられているかのようです。もっと、慣れ親しんだ街で生活を続けることができるような対応ができなかったのでしょうか。「街」とか「コミュニティ」を大切な要素と考える。「見えないところ」こそ「財産」だと考える。それも、民主主義の成熟度と関係するように思うのです。

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発行者 衆議院議員山本たかし
IDナンバーは0000021451です。
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