タイ・インドネシアODA視察記 (2004年8月17日〜8月26日)
|
|
参議院ODA調査団の一員として、8月17日から26日まで、タイとインドネシアを訪問し、ODAによる事業の現場視察や関係者との意見交換を行なってきました。
ODAや草の根無償支援、技術移転プロジェクトなど、できるだけ多くの現場を訪ねたいと要望したのですが、日程や交通機関、治安情勢などから、残念ながら視察地は限られたものにならざるを得ませんでした。
昨年、ODA大綱が見直され、日本のODAは戦略的な色彩を強めようとしています。現地での多くのご協力のお陰で、今回の視察を通じて、財政再建下におけるODAのあり方、ODA事業の評価方法、東南アジア諸国との外交関係など、多くの課題について考察を深めることができました。
国内財政の厳しき折、中国などに対するODAは不要ではないかとの意見もありますが、「アジアとの共生」の観点から、パートナーシップを深めるODAは必要と感じました。「物をあげる」から「司法、警察、公衆衛生など日本のよいシステム」のノウハウを教えることに重点を移すべきです。 |
|
 |
| 東南アジアのハブ空港を目指す、第2バンコク国際空港建設事業を視察。来年秋に開港する。土地代が安いので総工事費も低額で済んでしまう。北東アジアに位置する日本が、ハブ空港を持つのは、着陸料の高さもあって至難の技と感じた(写真:空港ビルの床冷房システムの説明を受ける) |
|
|
|
 |
| 7月3日に開通したばかりのバンコク地下鉄に乗車。シールド工法など、日本のトンネル掘削技術が実力を発揮した。車輌はドイツ企業が落札したのは残念だが、鉄道公社の総裁の発案で、日本のODAで建設されたと記されたプレートが各駅の入り口に設置されている。写真下は車内でパチリ。 |
|
|
 |
| タイ国内外の貧困者が集まって生活しているクロントイのスラムでは、草の根無償支援による図書館が開設され、技能訓練も行なわれている(写真:マグサイサイ賞を受けた理事長と移動図書館の前で)。 |
|
 |
| 「大きな蕪」の童話を読みながら、子どもたちが「ヨイショ」と掛け声を合わせて蕪を引っ張ります(移動図書館の中で)。 |
|
|
 |
| インドネシアのジョグジャカルタ第4実業高校観光科では、青年協力隊の日本人教諭が教鞭をとっている。「これは幾らですか」と日本語でのやり取りを習い、料理の基礎知識も習得している。ガジャマダ大学では7学部の校舎建設や教授スタッフの日本留学もODAによって行なわれている。 |
|
 |
| 5年前後の間隔で大噴火を繰り返すメラピ火山。緊急防災事業として砂防ダムの建設や、観測体制や緊急情報の伝達システムの整備に、国土交通省からの出向職員が現地の人々と一緒になって携わっている(写真:左下が砂防ダム。堆積した砂利を掘り出して、ダムの寿命を永らえさせ、建設用の砂利も確保している)。 |
|
 |
| ジャカルタ近郊の町を訪問し、日本の母子手帳をモデルにした「母と子の健康手帳」プロジェクトを視察(写真:助産院に来られた母子。手にはピンク色の健康手帳が。「何人子どもは欲しいですか」と聞いたらなかなか答えてくれない。「二人っ子政策が行なわれているので」と現地スタッフの説明で納得)。 |
|