2007年6月12日 参議院厚生労働委員会
 

山本孝史君 済みません、一回でも何回かになってしまいます。これから都道府県が計画を立ててきますので、それのチェックですとかあるいは予算の関係ですとか、そういうことを考えますと、やっぱり年に三回ぐらいは開かないとタイミングよく対応できないというふうに私は思うんですね。

  だから、そういう意味では別に回数をここで答えてくれと言っているわけではありませんし、協議会を開くのは座長の権限ということになるというふうに思いますけれども、協議会そのものをやはり活性化させて、そこで出てくる意見に基づいて、これはがん対策だけじゃなくて日本の医療全体をやはり引き上げていくということにもなるというふうに思っておりますので、申し上げましたように、たばこ対策ですとか、あるいは診療報酬ですとかお医者さんの問題とかは全部、これから、別のといいましょうか、協議会の専門委員会かあるいは協議会本体で別途、協議をするということになってしまっておりますものですから、そんなことも含めて考えますと、やはり三回程度は、あるいは四回程度開いていかないといけないというふうに思うんですね。

  そういうことも含めて、まあ大臣にその権限は私、ないと思いますけれども、厚生省としてはそういう方向でやっていくんだという姿勢を是非お示しをいただきたいという意味で、重ねて御質問させていただきます。お願いします。

国務大臣(柳澤伯夫君) ここに明確にがん対策の進捗状況を適宜把握するということと、施策の推進に資するように必要な提言を行うということでございますので、この目的に一番ふさわしい機会は必ず私どもとして設けてまいりたいと、このように考えます。

山本孝史君 武見先生とかに是非チェックをしていただきたいというふうに思います。

  この前、一時間半も高橋局長に座っていただいていて、申し訳ありませんでした。実は、医療用の麻薬にメサドンという薬があります。日本ではまだ販売承認がされておりません。これは古くからあります麻薬で、有効性、安全性についての問題はありませんし、WHOもがん性の疼痛緩和のための医療用麻薬として使用を推奨をしております。イギリスでは、たしか九割ぐらいまでのがん治療にかかわる先生方が処方しておられますし、M・D・アンダーソンではもう十二倍ぐらいにその処方せんの発行量が増えたというふうにも聞いております。

  残念ながら日本国内で使えない一つの理由が、価格が安いということなんですね。モルヒネですとかあるいはオキシコドンなどのほかの医療用の麻薬に比べますと価格が十分の一ということですので、これを製造して販売しようという会社は出てこないわけです。そういう意味で、日本国内でも使用可能な状態にすれば、患者は経済的な負担が減りますし、国は医療財政上も大変に助かるわけですね。
  そういうことからも、是非政府が音頭を取って、このメサドンが、あるいはメサゾンと言うのでしょうか、日本で承認されて販売されるように何とかしていただけないだろうかというお願いをさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いをします。

政府参考人(高橋直人君) お答え申し上げます。

  がん等の患者の方々の疼痛緩和医療を推進する観点から、有効な医療用麻薬の選択肢が増えるということは、これはもちろん望ましいことでございまして、その医療用の麻薬の価格が、これは安価であるということであれば、基本的には本当にこれは望ましいことであるわけでございます。

  お話しの医療用の麻薬、メサドンにつきましては、現在のところ企業からの承認申請というものはこれまでにないわけでございますけれども、もちろん私ども国として、疼痛緩和医療の推進という観点から、私どもとしてもその調査あるいは検討というものを進めてまいりたいと、かように考えております。

山本孝史君 モルヒネが入るときも、それから今のオキシコドンを入れるときも、価格は、実は御承知のように日本の場合は公定価格ですから、決めているわけですね。政府が一定の値段を、ある意味では企業側に配慮してあげて売りやすくしてあげるというようなことでないと、多分作らないわけです。後発医薬品のことを考えても、あるいは高い薬ばかりじゃなくて、こうしてWHOも認めている、世界的にも広く使われていても、日本ではいや使えないというのは、やっぱり何とかならないのかなというふうに思うわけですね。

  そういう意味で、一定の政策的な配慮をする中で、こういったものを是非導入してほしい。この薬が効かなくなるときにメサドンがあればというふうに思いますし、ローテーションができますと、やっぱり患者にとっては非常に楽になります。使いやすいということもありますので、是非御検討いただいて、取り組みをしていただくという今御答弁だったというふうに私は受け止めておりますけれども、こういう価格政策を含めての取組を是非お考えをいただきたい。メサドンについてはもう本当に世界各国で使われていて、日本だけ。オキサリプラチンのときは北朝鮮と日本だけが承認されていないのよというところまで来てようやく日本で承認という話になりましたので、そういったことも含めますと、是非、日本で承認ができる方向に取り組みをしていただきたいということで、食い下がるようで申し訳ありませんけど、もう一度、高橋局長の御答弁お願いをしたいと思います。

政府参考人(高橋直人君) 先ほど申し上げたわけで、疼痛緩和医療の推進ということはがん対策の中でも一つの、一環を成すものであります。これを前進させるために、私どもとしてもお話しの点、検討なり調査なり、そういったものをきちっと進めてまいりたいと、かように考えます。