2006年11月28日 参議院厚生労働委員会
 

山本孝史君 特に質問通告していませんけれども、このエイズ対策計画は、厚生労働省としてはいつまでに各都道府県に策定をしてほしいということで通知をしておられるんでしょうか。

政府参考人(外口崇君) 現状で確かにエイズ対策計画、ない県の方が圧倒的に多いわけでございまして、これらにつきましてもできるだけ早く作るようにということで要請してまいりたいと考えております。

山本孝史君 済みません。せっかく先ほど大臣から施策評価委員会を作ってモニタリングをするんだと、こういう御答弁をいただいたわけですから、モニタリングをするということは、その前提として、こういう施策をいつまでにやっていきますという時期と、その数量的な目標値をセットして、それがなぜ動かないのか動いているのかということをモニタリングするから評価委員会が意味があるのであって、その前提、先ほど指針とかもお示しいただいたわけですけれども、このエイズ対策計画、済みません、そもそも国のエイズ対策計画というのはあるという理解でよろしいんですね。

政府参考人(外口崇君) 国のエイズ対策計画がエイズ予防指針ということになります。

山本孝史君 私も今そういうふうに理解をしているんですが。そうすると、それが二月一日に改正されたと。ということであれば、その改正を受けて、それぞれのまだ作っていないところも、あるいは作っているところも含めて、新たなエイズ対策計画を少なくとも重点自治体においてはいつまでに作れということで指示が出ていると、こう理解をしたいのですが、質問通告をしないとこういう質問もお答えはすぐに返ってこないのでしょうか。

政府参考人(外口崇君) 具体的にはまだ早期の策定ということしか決まっておりません。

山本孝史君 そういう国の姿勢の後ろ向きというんですかね、積極的に取り組んでいこうという姿勢が見えてこない中で、地方自治体が何かをやれと言われても、予算は削られているわ、やれと言われているだけだ、国は何もやらないじゃないか、いつまでの話、でもよく分からないというようなことで、大臣、地方自治体は付いてくると思いますか。

国務大臣(柳澤伯夫君) 指針を作りまして、それぞれの分担というものを明確にいたしました。そうして新たなその指針の考え方というのは、まず疾病概念が変わってきましたと、不治の特別な病ということからコントロール可能な一般的な病ということであるという、そういうことで、これは恐らく一番このまず知識の普及、正確な知識の普及によって差別であるとかそういうことをなくしていくということかと思っております。それから、先ほど申した役割分担というものを明確化するということでございます。

  さらには、施策の重点化、計画化というものをうたっておりまして、施策の対象者をまず重点化しようと。同性愛者であるとか青少年に重点を置いた普及啓発をしようと。それから都道府県レベルで中核拠点病院を指定しようと、こういうようなことを内容とする施策というものを定めようということでございますが、その施策をいかに展開するかということについて、先ほど言った重点指導の対象となる都道府県等を選定して、都道府県におけるエイズ対策計画の策定をして、今言ったような施策というものについて効果的な展開を図っていこうと、こういうフレームワークを定めておるということでございますが、今委員が御指摘のようなことは、これを踏まえまして我々としては積極的に取り組んでいきたいと、このように考えます。

山本孝史君 先ほどおっしゃった施策の評価委員会というのはいつごろ立ち上がるんでしょうか。

政府参考人(外口崇君) 施策の評価でございますけれども、これは十八年の九月に第一回を開催しまして、指針に基づく施策の短期的モニタリングの柱と手法を検討しております。
  それで、今後の流れでございますけれども、十九年の九月には中間報告を、それから二十年の四月には評価基準に基づくモニタリングの開始をする、そして二十一年の三月にはモニタリング結果の報告と二か年の総括をすると、こういったタイムスケジュールで考えております。

山本孝史君 随分スピードが遅いと思いますね。

  まず、これから全国展開をしようということで指針を改定されて、指針の旧指針と新指針を見ると、全部地方自治体がやりなさい、いや、元々やるべきことでした、それを明確にしただけですと、こうおっしゃるんだけれども、地方自治体の受け止め方としては、全部地方に丸投げされているという感じですよね。国の方のその評価委員会ももう既に立ち上がりをしているようですけれども、二十一年の三月と、こういうような話までされると、もう少し早くここは動いていただかないと、せっかくやっている意味がない。なおかつ、重点的にやっているべき十六の先行自治体、重点自治体においてこの状態なんですから、全国展開をするとなるとそう簡単にいかないということはもうおのずと見えてくるわけで、その意味では、今やっているこの重点都道府県におけるエイズ対策の取組状況をよく評価をして、なぜこうなのかということを分析した上で次の計画を考えていくということがまず必要だと思うので、是非この分析を早くやっていただいてその次の取組を考えると、いやいや、その次の取組を展開するために、まずこの施策、自分たちがやってきたものを分析をするということが必要だと思いますので、そこをよく取組をしていただきたいというふうに思います。

  大臣、まずそういう取組から始めていただけますか。

国務大臣(柳澤伯夫君) 今申したように、モニタリングのスケジュールを考えているわけでございますが、確かにこのスキームはやや長きにわたっているというか、そういう、二年間でありますけれども、施策の展開ぶりについては、少なくとも中間的な評価というようなことを織り交ぜて、もっとこの関係の都道府県を督励するような、そういう手法をこの中で取ってまいりたいと、このように考えます。