11月5日(月)号
食品の偽装問題が連発しています。比内の地鶏は「ゴゲゴッゴー」となまって鳴くと秋田県出身の妻。比内でない普通の鶏たちもブランド・比内鶏と同じように鳴けるように練習しているそうです。
■自民党と民主党の大連立なんてありえない!
自民・民主との党首会談で、福田総理から「大連立」の話が持ちかけられました。聞くところによると、マスコミ界のドンと呼ばれている人が、福田総理から持ちかけるように言ったそうです。
小沢代表は、一旦話を持ち帰り、執行部で協議した結果として、「拒否」の回答を示しました。
この一連のうごきを、私は、とても不自然に感じます。そもそも、今の政局で与野党それぞれの第一党である自民と民主が大連立を組むはずがないと誰もが思っています。そんなことをしたら、参議院選挙で、野党である民主党に投票した人たちを裏切ることになりますし、国会から野党がほぼいなくなるという状況は極めて不健全な政治状況になることも国民が知っているからです。
それでもなぜ、大連立の話が出たのか。国会に出た法律がすべて成立しないという状況を打開するための一つの方策との解説がありますが、この流れは福田総理の人気を一段下げるような気がします。
と、思っていたら、小沢代表は「自民・民主連立政権」構想を提案したのに、民主党内から反対されたことを理由に、代表の辞意を表明しました。政治の世界は「一寸先は闇」といわれますが、本当にその通りですね。
■ 金大中拉致事件に対する日韓の差は、なぜなのか。
先日、韓国政府は、金大中氏が日本国内から拉致され韓国内で解放された事件の経緯について、調査報告書を発表しました。そこには、当時の韓国政府の関わりが明確に記されており、韓国政府はあわせて謝罪の意も表しました。
当時私は、なぜ日本政府が韓国政府に抗議し、金大中氏を日本国内に返すという措置をとらなかったのか。日本国内から一人の人間が連れ去られたことについて、なぜ、抗議をしないのかという憤りにも近い思いを抱いていました。
日本政府は、命や人権について非常に感覚が鈍いのではないかと感じます。この事件は両政府間の政治決着で一旦おさまった形になっていますが、韓国政府が自らの関わりを認め謝罪した段階を迎えて、今一度日本政府の人権感覚を問い直さなければならないのではないかと思います。
フランスは三色旗が「自由、平等、博愛」を国是として表していますが、まさか、日本政府の国是が「美しい国」ではないでしょう。国家の礎に大差があるわけではなく、その国の歴史の中から生まれてくるものでもあるので、日本も「自由、人権、平和」といった社会や政治の大本となるものをしっかり議論することから始めなければならないのではないでしょうか。日本が、日本国民が目指すもの、判断基準とする価値が何なのかを議論するのです。憲法調査会は、まず、そういったことを議論すべきではないのか、金大中事件の韓国側の総括をみて強く感じました、
■ 原油高騰で、一番の被害者は経済的弱者
寒い北海道や東北、信州地域では灯油は「命の綱」。灯油の値上がりで、何枚も服を着込み、わずかな食事を摂り、風呂も入らず、薄暗い部屋で、じっと寒さに耐えている独居の高齢者の姿が目に浮かびます。「いのちを守る」、人権を守る、すなわち普通の生活ができるよう、政府の早急な対応を求めます。
■ 在外被爆者に国家賠償の決定 厚労省は反省せよ
在外被爆者に対する各種手当の支給を厚労省は、法律に従っての措置だと言ってきましたが、最高裁は、「厚労省は法律を間違って解釈運用している」と違憲判決を下しました。
同様の判決が高裁で出たときに、当時の柳澤厚労省大臣は、私の国会質問に対して「職員は、法律に従って運用している」と強弁し、自分たちの行政の誤りを認めませんでした。最高裁での判決を受けて今度は、在外被爆者にまず謝罪をして未払いの手当を至急、支払う手続きをとるべきです。
◆◇◆ 今週の「がんちゃん日誌」から ◆◇◆
10月29日、未承認薬使用問題検討会議が開催されました。そこから3つの報告をします。
@ 進行性腎細胞がんの治療薬ネキサバール(ソラフェニル)について、来年1月中に承認の予定だという情報に接しました。
A 私が、先に国会で早期承認を求めた、世界で広く試用されているがん性疼痛鎮痛薬メサドンについて、ワーキンググループから、次のような検討結果が示されました。
「メサドンは、他のオピオイドと同等の効果および副作用を有すると考えられ、腎機能障害患者においても安全に使用できる可能性が示唆されている。また、メサドンは他のオピオイドで耐性を生じた場合にも有効であることが示唆され、がん疼痛治療において必要性が高い薬であると考えられる。さらに、低価格であることから患者への経済的負担も軽減できると考えられる。しかしながら、FDAよる平成18年11月、メサドンの過剰投与、薬物相互作用、心毒性(QT延長)から生じると考えられる副作用として、呼吸抑制障害、不整脈が生じ、死亡する例もあることが注意喚起されている。以上を踏まえ、本剤の国内開発が早急に行なわれるよう検討すべきと考える。
B オキシコドン注射剤にも早急な検討を示唆しました。
「現在、我が国で承認されているオピオイド注射薬はモルヒネ注のみである。がん疼痛治療の対象となる患者は、経口摂取不能な場合が多い。このため、注射剤である本剤はがん疼痛治療の上で不可欠の薬剤と考えられ、本剤の国内開発が早急に行なわれるよう検討すべきと考える」
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