5月28日(日)号
5月22日、参議院本会議で健保法と医療法の改正案が議題とされ、私が民主党新緑風会を代表して小泉総理らに質問しました。社会保障の将来像や新設の高齢者医療制度などについて質問。さらに、がん患者であることを公表し、がん対策基本法の今国会での成立を訴えました(質問の全文はホームページに掲載しています)。
■ 「私もがん患者」と公表しました
今回の健保法改正案が重要法案と位置づけられていることから、いずれは参議院本会議場で、小泉総理も出席して代表質問が行なわれる。その時は、ぜひ自分が質問者となって、医療の質的向上と、新設される高齢者医療制度の問題点などを、議場に集まった参議院議員全員に訴えたいと願っていました。
そこで、参議院厚労委の理事や、参議院民主党の執行部にお願いしたところ、ご理解を得て、質問者に選ばれました。4月上旬のことです。
衆議院厚労委での質疑を追いかけながら、本会議場で行なう質問の準備を進めました。
悩んだのは、いまや死亡率の第1位となり、身近な病ともなった「がん」対策の充実と、民主党が提出し、与党も公明党が中心となって提案を目指していた「がん対策基本法」に、どのように言及するかでした。
自分自身、昨年末にがんが見つかり、抗がん剤治療を受けるなかで実感したのは、医療現場の余裕のなさ、全国から東京の医療機関に来られるがん患者の実態、そして、がん治療水準の向上の必要性でした。
がん患者だと公表せずに質問することもできます。でも、何か不自然だと感じました。
昨年、まだ私ががん患者となる前のことですが、マスコミはがん対策キャンペーンを展開し、その過程で、三浦医師や佐藤均さんなど、がん患者自身が、がん対策の充実を訴えて活動されていました。
やはり「当事者」自身の運動は迫力があります。厚労省は「がん対策推進本部」を設置し、外国で使われている治療薬の国内での早期認可への道筋も整理されました。今年4月からは、厚労省内に「がん対策推進室」が独立した組織として設置されました。
残念ながら、三浦医師や佐藤さんは亡くなられましたが、そのご遺志の一端でも、国会議員であり、がん患者でもある私が引き継ぐことは、至極当然のように思いました。当事者運動はバトンリレーのようなもの。各自が、それぞれの持ち場で、バトンをリレーしていけば良いのだと思いました。
政治家にとって、自らの病気を公表することはタブーだと言われています。党内外の関係者にもご迷惑がかかります。支持者にも、お話ししていないことを突然に公の場で話すこともためらいました。自分勝手な行動をお詫び申し上げます。
最終的には、皆様は私のわがままを許してくださいました。本会議場では、野党議員の質問なのに、与党議員からも拍手をいただきました。質問時間の15分を2分近くオーバーしていたようですが、扇議長は、終わるまで待っていてくださいました。
小泉総理の答弁が「冷たい」と批判されていますが、私は、感謝しています。たくさんの質問に、実に丁寧に答弁してくださったからです。失礼ながら、近頃の総理には珍しいことです。これまで、何度となく、国会で議論を交わしてきた私への、見舞いと励ましがこもっていたと感じています。
皆様に感謝します。もし公表しなかったら、後になって後悔していることでしょう。
■ がん対策基本法の今国会での成立を
与党も「がん対策基本法」を国会に提出したことによって、民主党と与党間での調整が始まることを期待しています。私も成立に向けて頑張ります。
両案は、対策の推進母体の位置づけや、がん登録の是非について意見が異なります。しかし、がん対策の充実の必要性では一致しています。国会日程が非常に窮屈で、与野党間の対立ムードも高まっていますが、がん患者の立場に立って、ぜひとも今国会での成立をお願いします。
法案が成立しても、すぐにがん対策が充実するわけではありません。しかし、今後、さらに増えるがん患者への対応がさらに充実されるよう、今国会での成立を重ねてお願いします。
■ お見舞い、激励に御礼申し上げます
公表後、たくさんの方からお見舞い、激励、アドバイスのメール、手紙、ファックス等をいただきました。漢方薬や健康食品などもお送りくださった方もおられます。ありがとうございます。当方の不行き届きの点が多々あることと存じますが、どうぞご容赦ください。
長年音信が途絶えていた友から、久しぶりに元気なご様子を知ることのできるメールをいただきました。海外からもいただき驚いています。
報道された顔写真等は、光線の加減でしょうか、かなりやつれて見えます。若返って見えるのは、カツラのせいでしょう。本人はいたって元気に国会活動をしています。どうぞ、ご安心ください。
今後とも、皆様にはご指導ご支援賜りますようよろしくお願い申しあげ、先ずは御礼とさせていただきます。
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