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4月30日(土)号
JR福知山線脱線事故の原因は、超過密ダイヤと、遅れを許さない管理体制でした。
小泉内閣の閣僚は、JRの民営化を規制緩和の成功例として持ち上げますが、実態はローカル線の廃止と、私鉄や航空会社との競合路線における収入増を図ることでした。北側国交相は、安全輸送は鉄道会社がもっとも優先するべきことと言っていますが、公共交通の安全性を一民間会社の経営努力に委ねてきた政府の姿勢こそ問題ではないでしょうか。
本会議場で犠牲者への黙祷を捧げた後に、政府提出の「都市鉄道等利便増進法案」が可決成立しました。駅の改修等によって、乗り換え時間を短縮しようとするものですが、法案では、「大都市圏における都市鉄道等の利用者の利便を増進するため」、「目的地に到達するまでに要する時間の短縮を図る速達性向上事業」などを行うと書かれています。
利便性の向上は否定するものではありませんが、いま行うべきは「速達性向上事業」ではなく、「安全性向上事業」です。新幹線の建設よりも、安全性向上のための事業が優先されるべきです。民主党は、もっとその点を強調すべきでした。
遅延したり、オーバーランした運転手の再教育が、何枚も反省文を書かせたり、草むしり、トイレ掃除をさせることであたったという報道に、「JR西日本」という巨大組織の中でのいじめとも思える陰湿さが浮かび上がります。かつて警察組織で問題になったのと同じ構図です。人間扱いしない、人格を否定するような組織構造。この点にもメスを入れるべきです。
世界一安全で、確実に運行されていると評判だった日本の鉄道。もはや神話です。庶民には先頭車両に乗らないという程度の防衛策しか思い当たりませんが、一過性の総点検ではなく、真の原因を探る取り組みを政府に求めます。
△▼△ 今週の「コツコツと!」 △▼△
中国残留邦人の帰国促進と自立支援は、平成5年に成田空港に12名の残留婦人が「強行帰国」したとき以来、ずっと係わってきた政策課題です。最近は、帰国後の生活保障策の充実とともに、継子や養子にかかわる強制退去処分の撤回と在留特別許可を求める運動を、稲見哲男代議士(大阪5区)、藤田一枝代議士(福岡3区)らと一緒に展開しています。
2005年4月25日、衆議院決算第4分科会で、その稲見さんの質問に、自らも中国からの引揚者だという南野知恵子法務大臣が、「中国残留法人の養子や継子の方につきましては、在留特別許可の判断に当たりまして、家族としての実態、ここに重きを置くわけでございますが、その他事案ごとの個別事情を十分に踏まえた上で、さらに人道的配慮をして、適切に措置していきたいと思っております」と答弁しました。
さらには、「(強制退去命令は違反だとの福岡高裁の)判決があったことを踏まえまして、取り扱いを明確にすべく、幼少時、また具体的には6歳未満から実子と同様に育てられ、家族として生活をしてきた方については、その入国を一律に認めるための告示の改正も検討してまいりたいと考えております。なお、告示によりまして一律に認めることとならない方につきましても、個々に、実子と同様に育ったか否か、また育ったとすれば、その経緯や現在の家族状況、生活状況等を踏まえて適切に対応してまいりたいものと考えております」とも述べました。
この発言で、中国残留邦人の継子・養子の強制退去問題は、ほぼ決着を見たのではないかと思います。次なる課題である就労支援や生活支援策の充実に向けてさらに頑張ります。
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