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8月8日(日)号
参議院選挙後初めての国会だというのに、会期は、わずか8日間。
お盆があって、議員は新盆の家を回るのに忙しいからとか、お盆明けからは海外視察があるからとか、いろいろと理由はあるのだろうけれど、ちょっと変。
■ 年金廃止法案を提出したけれど
民主党は、年金廃止法案を提出。選挙戦で廃止を訴えたから、有言実行。しかし、衆議院での審議では、相変わらず与野党間での「けなしあい」に終始し、どのような年金制度に改革すべきかの議論に入れずじまい。
与党側への注文は、今回の法案を「暫定法案」と認め、保険料は15%で一旦止めることにして、その間に協議をするという姿勢は取れないのか。「百年安心プラン」と言った手前、「それはできない」の一点張りでは、先に進めない。
民主党も、「保険料の引き上げは許さない」と主張するだけでなく、15%までは認めるから、与党も、基礎年金の「負担の一元化」の議論をしようと呼びかけたらどうだろうか。秋の臨時国会で、また廃止法案を出すというのでは、国民から見放されるだろう。
■ 基礎年金の「負担の一元化」を
「一元化」は、色々な意味合いに使われているが、基礎年金の「負担構造の一元化」が最大で、究極の課題だ。
全国民共通の基礎年金は、保険料の納付月数に応じて年金額が決まるので、いわば給付は「一元化」されている。
しかし、保険料の負担面では、1号(自営業者等)は定額保険料、2号(被用者)は報酬に応じて定率で負担、3号(2号の配偶者)は負担なしと、不公平な負担構造になっている。これを公平な負担構造にすることこそ、年金改革の第一歩。こういう認識を持ってほしい。
そのためには、納税者番号は金融資産の一体課税には有効だが、フローの資産把握には不向きなので、消費税改革に関連してインボイスを義務付けて、販売額と仕入額を明確にして、賦課ベースを確定する仕組みを構築することを検討すべきだ。
■ 年金法の官報修正は、憲法違反だ
強行採決された年金法改正案等に40箇所のミスがあった。与党は「形式的なもの」として、官報に正誤表を掲載することで押し切った。
細田官房長官は「毎年、1,2の法律は必ずミスが起きており、官報掲載で修正している」と記者会見で述べたが、実際には、平成になって以降、8法案しかない。しかも、それぞれ1〜3箇所に過ぎず、40箇所は、あまりに多すぎる。だが、問題は数ではない。
国会で議決した法律を、たとえ本文に間違いがあったとしても、その後に内閣が訂正できるのかという、憲法に関わる根源的な問題である。憲法第41条は、「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」と定めている。
印刷ミスや原稿ミスによって、官報に記載された内容が誤っているということはあり得ることだと思う。その場合に、官報の最後にある「正誤」の項目に正しい内容を記載し、訂正することは仕方ない。しかし、それはあくまでも官報の単純な印刷ミスや原稿ミスであって、法律の内容が間違っていた場合とは完全に異なる。
今回、内閣がとった措置は憲法違反であり、それを認めた与党も、同罪である。
◆ 今週の「何でやねん!?」
* 国会の廊下で。前を歩く人を追い抜いた途端、「よお!」と声をかけられた。振り向いたら、坊主頭の菅さんだった。お遍路での出来事を話題に、党本部まで一緒に歩いたが、とっても温和で、声が柔らかくなったように感じられた。今後の政治活動が楽しみ。
* 私も参院幹事長の任期を終えて、ほっと一息。「表情が穏やかになったね」と、同僚議員。地元の支持者からは「お前がテレビで喋ってるのを見ると、ハラハラしてた。無理せんでええで。」と言われていた。もうご安心を。
* 橋本派への1億円献金事件。橋本元総理は「小選挙区では出ない。比例区には出たい」と、訳のわからない事を言って、事実上の引退宣言。最大派閥の橋本派の崩壊が始まり、自民党が揺らぎ始めた。民主党も、岡田再選は間違いないと思っていたら、小沢・米沢・横路さんらの会談があって、「岡田再選は白紙」とか。ややこしいことは御免ですよ。
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