|
3月23日(日)号
ついに、アメリカによるイラク攻撃が始まりました。査察に十分に協力しない、決議を守らないイラクが悪い。この点は、ほぼ全員が合意します。しかし、武力行使によって、かえってテロの危険性が高まるのではないか、イスラム社会全体の反発が強まるのではないか、世界経済にも重い負担となるのではとの懸念には、確たる答えは、アメリカ政府関係者からも、小泉総理からもありませんでした。「正しい戦争」なんてありえません。民主党は、即時停戦を求めます。
日本にとって重要課題の北朝鮮問題への波及という点で、小泉総理は「危険な大量破壊兵器が独裁者の手に渡れば大変なことになる。他人事ではない」と、暗に北朝鮮を意識した発言をしています。北朝鮮は米国との二国間交渉を望み、米国は多国間交渉を主張していますが、北朝鮮にすれば、今回のイラク攻撃を通して、日本はアメリカとまったく同じと映るでしょう。日本と交渉しても意味がないとなれば、拉致問題の解決も、大量破壊兵器の廃棄も、ますます遠のきます。
小泉総理は、日本政府の対応は「その場になって考える」と言っていましたが、結局、ブッシュ大統領と同じロジックで、経緯を説明しました。米国追随を選択したわけです。日米同盟重視と政府が強調しても、同盟ならば対等な関係で、もっと日本の独自の姿勢を示しても良かったはずです。結局のところ、外務省には、日本の独自外交も、その構想力もないことが、またまた明らかになりました。平和はガラス細工のように弱く、脆いもの。武力によらずに平和を維持するには、武力行使以上の、努力と辛抱が要るのです。
■■■ 国会アクションレポート ■■■
◆ 3月17日(月)
10時、大阪府議と大阪市議選予定候補者の選対責任者会議。今回は民主党公認・推薦候補として52名が立候補します。私は総合選対の事務局長を務めます。全員の当選めざして頑張ります。終了後、11時27分の新幹線で上京。
15時、厚生労働委員会理事会。18日の委員会審議について協議。イラク攻撃が始まれば、臨時閣議や安全保障会議が開かれるので、委員会質疑を中断することで合意。すでに野党が共同で国会に提出している「サラリーマンの医療費窓口負担3割凍結法案」を早期に審議するよう、与党理事に申し入れました。
遅れて15時からの決算委員会メンバーの勉強会に出席。会議が終わって廊下に出たら、障害者差別禁止法を実現する集会も終わったところでした。参加できずに残念。17時過ぎから、決算調査室の職員と、当初予算と補正予算の関連について勉強。
◆ 3月18日(火)
8時、NPO・公益法人改革PT。政府はNPOを含めての公益法人改革の方針を転換しましたが、「公益」とか「社会貢献性」についての議論まで先送りしたのでは、何のための騒動だったのでしょうか。
8時30分、雇用PT。労働基準法の改正について、座長の城島正光代議士が、鋭い質問を連発。裁判となった時に、解雇の合理性をどのような手順で判断するかは、個々の裁判官の判断と法務省担当者。それでは、労働者保護が後退します。
9時30分、厚生労働部門役員会。年金の物価スライドの法案の取り扱いを協議。高齢者の生活水準を維持できるように制度的に配慮することを求めた附帯決議を前提に、法案には賛成することを確認しました。
11時、党本部での、党・人権救済法案大綱全議員勉強会。山崎公士教授から、人権擁護法案の問題点について説明を受けました。12時、厚生労働委員会理事会・委員会。坂口大臣から所信を聴取。
14時、両院議員懇談会。アメリカのイラク攻撃に対する民主党の姿勢について。残念ですが、いよいよ開戦間近です。
◆ 3月19日(水)
8時、厚生労働部門会議。田中慶秋代議士が出席して、年金の引き下げに反対と主張を展開。年金を少なくすることが選挙に影響すると主張されても、そうした政治の姿勢が、年金制度をいびつなものにしてきたのではないか。保険料を払う若年者の意見も受け止めるべきだと、私も主張しました。
9時30分、参議院議員総会。10時、参議院本会議。社会資本整備2法案と義務教育国庫負担について趣旨説明と質疑。終わって、12時から、党・国対理事合同会議。イラク攻撃が開始されれば、委員会は中断との指示が国対から出ました。
13時、難病対策作業部会。谷議員と一緒に取り組んでいる難病対策法案について、最終確認。
◆ 3月20日(木)
8時、イラク問題について、外務省に説明を求めました。ブッシュ大統領の演説と、それに対する国連安保理各国の反応について概要の説明がありましたが、配布資料には、問題の本質から外れた箇所に強調のための下線が引かれ、奇妙に感じていたら、首藤信彦代議士が「こんな意図的な引き方で、誘導するのは許せない」と噛み付きました。
同時間帯に開かれていた医療問題PTに遅れて出席。健保連から医療制度改革ついて意見を伺いました。
10時、厚生労働委員会。イラク問題に対する坂口大臣の所見を尋ねた後、制度発足後初めて生活扶助水準がマイナス改定された生活保護制度の改善策、制度発足後3年を経過した介護保険制度の評価、グループホームの質の確保、健康保険証のカード化等について、坂口大臣ならびに厚労省の見解を質しました。質問途中に、12時15分からブッシュ大統領がイラク攻撃に関する演説を行うとのメモが手元に届き、質問を打ち切りました。
15時30分、議員総会。15時50分から参議院本会議。アメリカのイラク攻撃に関する小泉総理の国会報告を聞きました。正式な国会での報告(すなわち国民への説明)は、これが初めてです。いつも官邸等で、記者に立ち話で政府の考えを述べているのも誠実ではないと受け止めていましたが、日本では政治の側からの説明責任を、軽く扱ってしまっています。
質疑は、夜の11時30分からとなり、初めて「延会」を経験しました。本会議は日をまたいでは開かれないため、23時50分に、自民党の中曽根議員の質疑が終わったところで、議長が延会を宣言。議員はいったん議場から全員退席し、0時10分に再入場。議長が改めて本会議の開会を宣言し、民主党の広中和歌子議員が質問に立ちました。本会議が終わったのは夜中の1時10分でした。1時25分に、会館発の連絡バスで宿舎へ。
◆ 3月21日(金) 春分の日
6時53分の新幹線で帰阪。永藪隆弘・大阪市議(東淀川区)の後援会事務所開きに直行。「しゃべりたい政策はいっぱいあるけど、次回の出陣式に取っときます」との永藪議員の挨拶に、参加者は爆笑。
18時、田中ゆたか大阪市議(北区)主催の時局講演会にパネリストとして参加。北朝鮮拉致被害者家族の地村保さん(75歳)の話を聞き、子どもを想う親の心に、政治は応えていないと痛感しました。詳細はHPの「考動人」をご覧ください。
◆ 3月22日(土)
10時、加藤正武前大阪市議(阿倍野区)の後援会事務所開き、14時、山添武文・大阪府議(交野)の後援会決起集会に参加。前回より1票でも多く獲得することが議員活動を左右すると、激励。
◆ 3月23日(日)
10時、西村芳徳・岸和田市議の事務所開き。泉州地域の民主党議員が勢ぞろい。14時、山本修子大阪市議(東住吉区)の励ます会。イラク問題、教育基本法改正問題、女性を取り巻く職場やこどもの権利保障などについて、民主党の政策を説明し、参加者に山本修子議員への支援を求めました。
戻る

|