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9月28日(日)号
9月26日、臨時国会開会。
小泉総理の所信表明演説は、民主党のマニフェストを意識した構成でした。しかしながら、マニフェストが数字や達成年度を盛り込んだものとすれば、そのような箇所は数えるほどしかありません。全体的には、まるで書物の目次を読んでいるかのように、各省庁の中心的課題について羅列したような内容でした。
私が最も気になったのは、結びの箇所です。小泉総理は、戦後の日本は、耐乏と苦難から出発し、今や米国に次ぐ経済力を有し、最近は、スポーツ、芸能、学術の分野での日本人の活躍が光っていると述べた後、「人間の素晴らしさは、自分のことを悲観的に思わないことです。これは、司馬遼太郎氏がこどもたちに贈った言葉です。悲観論からは新しい挑戦は生まれません」と続けました。
人間は、心に思い描くイメージ通りの人間になると、私も思います。だから、人間の生き方というか、心の持ち方として、悲観的になってはいけないと思います。
しかし、毎年3万人もの自殺者が出るほど厳しい社会であり、打ちひしがれた人が大勢います。そして、その原因の少なからぬ部分が、小泉さんをはじめとする政治の側に責任があることを思えば、政治家として「悲観的になるな」と言うだけで良いのでしょうか。苦しんでいる人に、「頑張れ」ということは、かえって問題を深刻化させます。国民が聞きたいのは精神論ではなくて、具体的な政策であり、その確実な実行を期待しているのではないでしょうか。
■■■ 国会アクションレポート ■■■
◆ 9月22日(月)
小泉「総選挙対策内閣」の誕生です。
堀内さんは財務大臣ではとか、高村さんは外相ではとか、下馬評に上がった人は全員入閣せずじまい。派閥が推薦の意思を示した人もパス。
小泉さんを除く17名の閣僚のうち、6名が留任、2名が横滑り、2名が副大臣からの登用で、新入閣は7名。しかも、総裁選で戦った高村派、橋本派からの新入閣はゼロ。協力せずして入閣なし。とにかく、自らの意思を通した形を示して、小泉内閣の力強さを演出しました。
そのことは、当然といえば当然ですが、問題は政策ではないでしょうか。
総裁選での小泉さんの公約は1枚紙。「保育所の入所待機児童ゼロ」とあるのが、全体のそっけない書き方の中で異様に目立つだけで、後は、道路公団と郵政事業の民営化が項目として書いてあるだけでした。内容の具体的な説明を求めていくことになりますが、野党としては、郵政民営化に「頭、痛えな」ともらす麻生総務相、改憲派の野沢法相、農林族の中川経産相あたりが攻めどころですね。
平成5年の総選挙で私と同様、日本新党から立候補して衆院に初当選した、小池さんと茂木さんがそろって入閣。当選3回の若手の登用です。ご健闘を祈ります。
◆ 9月23日(火)
藤井道路公団総裁の更迭が報じられました。
「総選挙直前まで市中引き回しのうえ、打ち首」とのシナリオ通り。要は、政策より小泉内閣の改革イメージを印象付ける材料に利用されただけです。
民主党の「高速道路無料化」案は、私も荒唐無稽な話だと思っていましたが、首都高と阪神高速は無料化せず、都市部への交通集中を避けることとしましたし(むしろ、道路プライシングで課金すればよいと思いますが)、インターチェンジが増設されたり、トラックが一般道路から高速道路走行に切り替えたりすることで大きな経済効果を発揮すること、つまらないETC工事の費用が不要になることなど、メリットも大きいと思います。
公明党の神崎代表は「高速道路を利用していない人たちにも高速道路の維持費や借金返済のお金を出してもらおうということだ。一般道の利用者の理解が得られないのではないか」と、民主党案を批判しましたが、これは民主党案が良いと受け止めておられることの裏返しでしょう。国民全体の利益になることは、国民全体で負担すれば良いのです。
いずれにしても不採算の高速道路はこれ以上造らない。この方針を堅持し、早速に実行に移すことです。今日も、無駄な高速道路が建設されています。
◆ 9月25日(木)
連合近畿の年金シンポジュウムでパネリストを務めた後、上京。
「慈恵医大付属青戸病院で、前立腺がん摘出の腹腔鏡手術を、手術経験のない医師が、手引書を見ながら、指導医不在のままに行った結果、患者を死亡させた」と報じられました。学内の倫理委員会にも未申請とのことで、医療過誤事件というより、まさに人体実験ではありませんか。
新聞によれば、記者会見に臨んだ院長は、医師3人の逮捕に、「どうして逮捕なのか」と納得のいかない様子を示したうえで、「難易度が高い手術に挑戦するのは大学病院の使命」と強弁したそうです。
一部の医師の、思い上がった行動として片付けられない背景があると思います。医師の暴走を食い止めるための法整備が必要ではないでしょうか。
◆ 9月26日(金)
小泉総理は所信表明演説で、イラクに関連して、「各国と緊密な連携・協力の下、人道・復興支援を進めます。現地情勢を踏まえ、自衛隊や文民の派遣など我が国にふさわしい貢献を行ってまいります」と述べました。
私もイラクの一日も早い復興を願いますが、それは米国主導ではなく、国連主導でなければ実現しないと思います。根拠も曖昧なままに、単独での武力行使に走り、イラクとイラク国民に甚大な被害をもたらした米国を支援するために巨額の拠出をすることは、筋違いです。これは、某全国紙が指摘するような「安保政策」の問題ではなく、日本外交の姿勢の問題です。
◆ 9月27日(土)
滋賀県3区総支部長の三日月大造さんと、同1区の川端代議士を励ます会が大津で開かれました。三日月さんは、私の参院選にボランティアとして参加してくださいました。躍進を期待しています。
大阪に戻って、NTT契約社員セミナーで講演。「政治は身近なものです」。
夕刻は、稲見哲男さんを励ます会で、民主党のマニフェストについて話しました。
◆ 9月28日(日)
田中誠太大阪府議会議員主催のソフトボール大会で挨拶。その後、泉州の貝塚市から岬町までの大阪19区で総支部長を務める長安たかしさんの新事務所開きに出席。午後は、大阪府連の常任幹事会。
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